鉄道写真管理局 珍車ギャラリー JR北海道 キサロハ182 5101 2006.11.26UP
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JR北海道 キサロハ182 5101
キサロハ182_5101 90年12月 苗穂工場 製
長さ(m) 幅(m) 高さ(m) 自重(t)
21.300 2.926 4.080 45.0
エンジン 定格PS(rpm) 変速機 ギア比
なし なし
ブレーキ 定員(座席) 冷房機 台車()
CLE 56(56) AU−N183A N-TR-69改
*トイレなし  
 珍しいのは、「2階建て」だけではありません。
台車は、電車からの発生品 TR-69です。低床部構体への
氷雪の衝突を避けるためスノープラウを設置しています。


----キサロハ182-5101          富良野駅 93.8.11?              

日本初、2階建て気動車  キサロハ182_5101 (JR北海道)

 クリスタルエクスプレス トマム&サホロは、石勝線方面へむかうリゾート列車としてデビュー(1989年)しました
 キハ183-5101 - キハ182-5101 - キハ183-5102の3両編成で登場したのですが、
翌1990年に2階建てのキサロハ182-5101を増結し、4両編成となっています。

 初代のトマム&サホロエクスプレスもそうでしたが、この列車の設計コンセプトは、”北の大地は全周視界”
なんといっても「展望のよさ」に尽きます。
 先頭車のキハ183形は、運転室を2階にあげた名鉄パノラマカー(7000系)方式の展望車です。
中間車のキハ182形もハイデッカー構造に加え、屋根肩部に天窓を設けた「ドームカー」となっています。
 通商産業省のグッドデザイン賞(1990年度)を受賞しているのも伊達ではありません。

 そして、真打ちが、キサロハ182_5101。日本初の2階建て気動車です。
2階建てだからといって格段に眺めがよくなるわけではなく、ドームカーのほうが、むしろ開放感があっていいような気もするのですが、
2階建てというだけで存在感がぐーんと増しているように思えるのは私だけでしょうか。
また、同車は、2階部分と平屋部分の、なんと 2か所にラウンジを設けているのですが、
平屋部に設けられたラウンジの妻面には、曲面ガラス(パノラミックウィンドウ)を設けて
斜め方向の展望まで楽しめるという徹底したこだわりぶりです。

 さてキサロハということで、グリーン席と普通席が混在するわけですが、
2階客席がグリーン席と思いきや、4人用のボックスシート(普通席)を7組配置し、1階部分に4人用のグリーン個室を3室設置しています。
シートはソファタイプでゆったりしていますが、展望が売りなのにグリーン席が冷遇されているのは、チョット意外な気がします。
 
 台車間に1階部分が入り込む構造のため、エンジンを搭載しない付随車となっている同車ですが、走りのほうはどうでしょうか。
 イベント列車は、旧型車のリニューアルというのが定番で、かつてキハ80系改造の「フラノエクスプレス」に乗車したことのある私は、
あのスマートなデザインに似合わぬ「足の遅さ」に、チョットがっかりした経験があるのです。
 しかし心配はご無用。「ニセコエクスプレス」と同様、珍しく新製されたイベント列車で、走行装置はNN183系に準じており、
最高速度は120km/hを確保しているのです。(ニセコエクスプレスは130km/h対応)

 うーん、乗ってみたい!!

   
JR北海道 クリスタルエクスプレス キハ183_5101,2 89年12月 苗穂工場 製
長さ(m) 幅(m) 高さ(m) 自重(t)
21.550 2.950 4.090 49.0
エンジン 定格PS(rpm) 変速機 ギア比
N-DMF13HZA
*2
330
(2000)
DW14改 2.28
ブレーキ 定員(座席) 冷房機 台車()
CLE 48(48) AU23
CU73-1
N-DT53A
----キハ183_5101           千歳空港駅 90.3.11
*トイレ付き 洋式1 男子用1
*中間車はキハ182_5101(ドームカー)駆動用エンジン1台 
 (従台車の形式はN-TR239)他に電源用エンジン1台を装備する
 定員56、トイレなし  自重は46.5t     編成あたり駆動用総出力1650ps

 
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