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  JR東日本 E322-701  2016/06/15 UP
  
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JR東日本 E3系 E322-701 とれいゆ JR東日本 E3系700番台 新幹線 R18編成 6連 山形車両センター
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2014.7より「とれいゆ つばさ」として運行
N ラウンジ O 足湯 参考:JR電車編成表16年冬版
−鉄道車両写真集−
JR東日本 E3系700番台  とれいゆ   E6系 こまち
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JR東日本 E322形700番台 E322-701   撮影 2016/4  福島駅 

新幹線初のリゾート列車は「足湯」付き!JR東日本 E3系「とれいゆ つばさ」

早いもので、JR各社が発足してから来年で30周年を迎えます。
国鉄時代の車両も淘汰が進み、JR化以後の車両についても姿を消したものが表れています。
1992年の山形新幹線開業に合わせて導入されたJR東日本400系もそうです。
JR東海の300系もそうですが、ハードな仕業に就く新幹線車両はどうしても寿命が短くなってしまうようですね。

さて山形新幹線用400系の後継車両にあたるのがE3系です。
E3系はまず1997年開業の秋田新幹線開業にあわせて導入されたものですが、
2016年現在、早くもE3系は秋田新幹線から姿を消してしまっています。
一方、山形新幹線には前述のように現在E3系が主力です。

これはどうしたことでしょう。

その答えは秋田新幹線について、E3系を超えるスペックが求められることになったからです。
すなわち、東北新幹線で320km/h運転をする「はやぶさ」=H5系に併結する性能が必要ということになったということです。
東京から、かつて秋田まではあたりまえに4時間以上かかっていました。
所要時間の短縮が秋田新幹線に求められたのは当然のことでしょう。

そこで登場したのがE6系です。所要時間の短縮をアピールするためには足並みを揃える必要があります。
というわけでE6系は一気に量産され、秋田新幹線のE3系は働き場所を失い、E3系で事足りる山形新幹線に移籍することになります。

しかし、山形新幹線の400系はすでにE3系2000番台により(2008年)淘汰されており、
1990年の新庄延伸時に増備されたE3系1000番台とあわせて必要数はすでに配備されています。
いまさら多くのE3系を引き受けても使い道がありません。結果、
2014年に0番台R24・R25編成から改造されたL54編成。
2015年に0番台R23・R26編成から改造されたL55編成の2編成だけが
山形新幹線に移籍しました。
一部は東北新幹線内で運行されることになりましたが、それにも限度があります
そんな行き場を失ったE3系に新たな役割はないか。
ということで新幹線初のリゾート列車が登場しました。
それが、「とれいゆ」です。
「とれいゆ」という名称は「トレイン(列車)」と「ソレイユ(フランス語で太陽の意味)」を組み合わせた造語です。
R18編成が川崎重工で改造され、
2014年7月より、福島 -新庄間の臨時特急列車「とれいゆ つばさ」として、土休日を中心に全席指定席で運行されています。
その際、元グリーン車のE311形が普通車に格下げされて新形式のE321形が誕生しました。
これを今回の珍車として取り上げても良いのですが、座席はグリーン車時代のままです。
むしろ,
お座敷指定席となったK〜L号車の方がインパクトがあります。
それ以上に「とれいゆ」で最もスゴイのはO号車--E322-701です。
なんと足湯が設けられたのです。
「とれいゆ」という名称は「トレイン」と「ソレイユ」の造語ということでしたが、
それなら「トレイユ」でいいですよね。
なぜ、ひらがな なのか。それは、「それいゆ」に温泉の「湯」を組み合わせたからです。
なおN号車は、バーカウンター付きの湯上がりラウンジ。
足湯タイムは15分に制限されていますが、その後、ほっこりタイムを一杯引っかけながら過ごせるという心憎い演出まで用意されています。

私は、大のお風呂好きです。
飲み会の日は事情が許せる限り風呂(銭湯)に入ってから 会場入りするということでみんなにあきれられています。
ですから、「それいゆ」の足湯はなんとしてでも体験したかったのです。
ところが、16号車の足湯はJR東日本の旅行商品「びゅう」の利用者のみに販売される足湯利用券が必要であると書いてあるではないですか。
「関西人の私にはどうすればいいの!」
かつてご紹介した「フルーティアふくしま」といいJR東日本は上手な商売をするなあ。
とため息をついた次第です。

さて、今回この記事をUPするにあたって、JR東日本のパンフレットを穴のあくほどチェックしました。
すると、当日の状況により車内でも足湯利用券をアテンダントより購入できる場合があると書いてあるではないですか。
それなら、この4月。この画像を撮影したその日に乗っておけばよかった。
とも思うのですが、
「本日は満員です。」
などと言われたら、ダメージ強すぎるし…。

参考文献:「JR東日本 E3系700番台」鉄道ピクトリアル:2015年10月号 「鉄道車両年鑑2015年版」
「とれいゆつばさ」に関するJR東日本のパンフレットおよびHP
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